手ぬぐいとタオルの違いを比較
手ぬぐいとタオルはどちらも布製品ですが、用途や機能、そしてオリジナル制作時の仕上がりには大きな違いがあります。
今回は、オーダーメイドにおいてもどちらを選ぶべきか迷われる方が多い手拭いとタオルを比較してみました。
物理的な違いから、特注製作における仕上がりの差、おすすめの活用シーンまで、詳しく解説いたします。
- 目次
手ぬぐいとタオルの物理的な5つの違い
まずはアイテムの構造や機能といった物理的な観点から、手ぬぐいとタオルの決定的な違いを「比較」していきましょう。
織り方と肌触り
手ぬぐいとタオルでは織り方に違いがあり、その違いが肌触りにも表れます。
てぬぐいは一般的に経糸と緯糸を交互に編み込む平織という織り方で作成され、表面が平らで薄く、肌触りがサラッとしているのが特徴的です。
一方タオルは、表面に向かって糸をループ状に出すパイル織りが基本で、ループが空気を含むため、厚みがありふわっとした肌触りになります。
短辺の処理
どちらも長方形が基本の形状である手拭いとタオルは、見比べてみると、短辺の処理の仕方に違いがあることがわかります。
てぬぐいの短辺は切りっぱなしのまま、縫わずに製作するのが定番です。
これには、手ぬぐいを濡らしたり洗ったりした際もすぐに乾きやすく、衛生面を保てるというメリットがあります。
購入したての頃は切りっぱなし部分から糸がほつれてきますが、手入れを繰り返すうちに自然と落ち着きます。
タオルはほとんどの場合、短辺も長辺も丈夫に縫製されています。
これは、パイル織りの性質上、切りっぱなしにするとループが次々と解けてしまうのを防ぎ、耐久性を高めるためです。
吸水性と速乾性のバランス
水分がすぐに蒸発する手ぬぐいと水分を含むタオルでは、機能差に違いが生じます。
手ぬぐいは吸水性の良さと、水分がすぐに蒸発する速乾性を兼ね備えているので、汗や水分をサッと拭き取りたい時に便利です。
濡らしてもすぐに乾いてまた使えるため、台拭きや銭湯で販売するオリジナルボディタオルなど、清潔さと乾きやすさを重視したいシーンに適しています。
タオルも手ぬぐいと同様に吸水性に優れていますが、水分をたっぷり含む分、乾きが遅い傾向にあります。
入浴やプールの後のような、身体の水分をしっかり拭き取りたい場面では大判のタオルが最適です。
サイズ感と厚み
タオルのサイズは多様ですが、手ぬぐいは昔から標準的なサイズが長辺900mm×短辺330~340mmと決まっています。
手ぬぐいは畳んだ時のコンパクトさが際立っており、カバンに入れても邪魔になりません。
そのため当通販店におきましても、年始の挨拶品や企業の周年記念など、かさばらない販促品の格安オーダーメイド製作をお求めの方に大変人気があります。
長さ
手ぬぐいの長さは一般的には900mmであり、頭に巻くことを想定して作成する剣道用の綿手拭いであれば、少し長い1,000mmになります。
タオルの長さは注文する制作会社によって規格の違いが生じる事と思いますが、手ぬぐいと比較すると、前者はファイスタオルより長く、マフラータオルよりは短い傾向です。
この長さの違いから、手ぬぐいは首にかける、ハチマキとして頭に巻くといった用途に選ばれています。
オリジナル制作視点の違い
手ぬぐいとタオル、どちらをオリジナル製作の本体に選ぶかを左右するプリントの仕上がりに関する違いについて解説致します。
細かいデザインの再現性は「手ぬぐい」に軍配
名入れデザインの再現度の高さでは、タオルよりも手ぬぐいに優位性があります。
手ぬぐいは生地の表面が平らなので、細かい柄や文字も美しく鮮明に仕上がりまります。
特に生地に染料と染み込ませる本染めの一種である反応染めは3mm程度、生地にインクを乗せて激安名入れを行う顔料プリントでは、1mm程度の線幅も再現可能です。
タオルはパイルの凹凸があるため、細かすぎるデザインや小さな文字は凹凸に埋もれてしまうことがあります。
デザインの大きさや配置には、プリント作成の前にある程度の配慮が必要です。
裏面の仕上がり(裏抜け)の違い
染料が布の裏面まで浸透するかどうか(裏抜け)も、仕上がりの大きな違いです。
手ぬぐいは染めの製法で名入れを行うと染料が生地の裏面までしっかり通り、とりわけ、染料を生地の奥まで注ぎ込む注染の名入れ手ぬぐいの場合は、裏抜け率100%の本格的な仕上がりとなります。
タオルの製法は表面のパイル部分に染料を乗せるプリントが定番です。
表面はしっかり印刷されても、裏面は白いままかデザインが薄く透ける程度で、裏抜けは起こりません。
【シーン別】オリジナル製作のおすすめはどっち?
これまでの違いを踏まえ、どんなシーンで手ぬぐいとタオルのどちらを特注制作するのが最適なのかをご提案いたします。
手ぬぐいがおすすめのシーン
手ぬぐいはその速乾性、コンパクトさ、和の雰囲気、そしてデザインの再現性の高さから、特に以下のようなシーンでのオリジナル作成に最適です。
- 剣道や祭りのチームグッズ
- 企業の周年記念・年始の挨拶
- インバウンド向けのお土産・和風デザインの商品
タオルがおすすめのシーン
タオルは、その高い吸水性と耐久性から、主に大量に汗をかく、または水気をしっかりと拭き取りたいシーンに適しています。
- スポーツチームの応援グッズ・大会の記念品
- 野外フェスやライブグッズ
まとめ
手ぬぐいとタオルは、見た目は似ていますが、織り方、短辺処理、吸水性、デザイン再現性など、多くの面で異なる特性を持っています。
今回の比較から手ぬぐいとタオルの違いを把握し、どちらをオリジナル制作すべきかを判断する材料としていただければ幸いです。










