販促マガジン

販促モール

  1. 販促モール
  2. 販促マガジン
  3. 販促グッズをもっと知る
  4. トレースとは?完全データ入稿方法も一緒に解説

トレースとは?完全データ入稿方法も一緒に解説

まず最初にトレースってなに?と言う所から

当店で取り扱うアイテムの印刷デザインほぼすべてが「Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)」というソフトを介しての制作となります。
お客様のご希望のデザインが、手書き・Word/ExcelなどのIllustratorデータ(通称aiデータ)でない場合にaiデータに置き換える必要があり、その変換作業を一括に「トレース」と呼んでいます。DTP(Desktop Publishing(デスクトップ パブリッシング))作業の一種となります。

トレースの方法ってどう行えば?

文字などのデータを全て線で再現されたパスデータに置き換える作業となり、おおまかになりますが以下の3種類の方法で行います。

①文字であれば既製のフォントに置き換えアウトライン化を行う。

フォントに置き換えるイメージ

お客様からの手書きのデータを類似していると思われるフォントに置き換えます。その際には、筆っぽい・太めのゴシック・明朝など細かく想定している文字イメージを併せてご指示ください。

②Illustratorの機能の一つ(ライブトレース/画像トレース)を使用する

ライブトレースのイメージ
ライブトレースのイメージ2

手書き文字を、そのままの形でパスデータに変換したい際に用いられるのが、こちらの「イラストレーター」に搭載されている機能の一つである「ライブトレース」。 上記の例のような手書き文字・解像度の低いロゴデータの時に活躍する自動的にパスに変換してくれる便利な機能となります。しかし、粗い画像の場合にはライブトレース時の仕上がりにムラが出ますのでご注意ください。

③Illustrator上で各種ツールを用いて描き起こす。

Illustrator上の各種ツールを使うイメージ

こちらは①と②の組合せとなり主にライブトレースで上手に書き起こせなかった場合などに用いられる方法となります。
弊社では上記の手段を組み合わせてお客様のご希望のデザインを再現のお手伝いをしております。

販促モールの「完全データ入稿」って何を指しますか?

簡潔にご説明させて頂きますと“何も手を加えずにそのまま印刷できる”データという意味が一番近いかと思います。これは商材や業界によって意味合いや範疇が変わってくるのですが、当店の場合には

  • アウトライン化されたIllustratorデータ(aiデータ)であること
  • 製作させる各種商材の実寸大であること
  • 特色またはCMYKデータであること

上記を満たしたデータを「完全データ」の概念として呼んでおります。
もちろんご希望のアイテムによってはデザインの細かさなどが印刷可否に関わる部分もありますが、弊社の専門スタッフがしっかりとサポートしますのでご安心ください。

もし写真とか画像データを使用したい場合にはどうしたらいいですか?

「Photoshop」や「SAI」、「クリスタ」などのラスター系ソフトで作成させたデータになりますと、実寸大で解像度250dpi/ppiが標準解像度となります。
150dpiでも印刷できますが、やや粗い仕上がりになる事が予想されます。100dpiや72dpiを下回っても印刷は可能でお作りは出来ますが、仕上がりが粗く視認性が著しく落ちてしまいます。

ちょっと分かりにくい例となってしまいますが下記に解像度の一例をご紹介いたします。

解像度350dpiの場合

解像度350dpiイメージ

解像度250dpiの場合

解像度250dpiイメージ

解像度150dpiの場合

解像度150dpiイメージ

解像度72dpiの場合

解像度72dpiイメージ

解像度30dpiの場合

解像度30dpiイメージ

ただし解像度の例外もございます。

250dpiを推奨とさせて頂いているのは、間近で鮮明に見せたい場合を想定しております。その為、離れた場所からのみ見せたい場合には解像度を多少落としても一定量の視認性の確保は出来ます。
このようにケースバイケースとなりますので、ご不明点などはご相談頂けますと幸いでございます。

そして、こちら良くご質問を受ける内容となりますが、「大きなサイズの低解像度の画像データ」と「小さなサイズの高解像度のデータ」はどちらでも仕上がりに差はありません。実寸大サイズのときの解像度が全ての基本となります。

完全データ入稿できない場合の対処法として

当店ではデザインの難易度によりデータ変換費が別途発生してしまう場合がございますが、デザインサポートを行っております。
手書きレイアウトと、写真など画像を用いる場合には“希望の画像データをそのまま”ご提供ください。内容を精査させて頂き、出来る限りお客様の理想に近い販促グッズへと仕上げます。

そしてOffice系のソフトでイメージを作った場合にも、オフィス系でデザインされたレイアウトイメージと併せて“希望の画像データをそのまま”ご提供ください
Office系のソフトに画像を挿入してしまうとデータが圧縮されて印刷に耐えうる画質ではなくなってしまうので、レイアウト図とは別に使用する画像の別途ご支給をお願い致しております。

簡易的な説明となりましたが、トレースと販促モールにおける完全データ入稿についてご説明させて頂きました。次回は、解像度(dpi)などをご説明できる記事をご紹介できればと考えております。
今後とも販促モールを宜しくお願い致します。

トップへ