
皆さんこんにちは!今回はぐっちがお届けします。
生成AIの文章力と言語力に驚かされる今日この頃。
ライターとして人工知能には負けてはいられない!と思い、語彙力を上げるべく、今回は「ノベルティ」という販促を語る上で必要不可欠な用語を調べてみました。
「ノベルティ」という言葉の本来の意味。皆さんは正しく日本語に訳せますか?
私を含め多くの人が販促や「宣伝」、「配布物」といった言葉を浮かべると思いますが、実はどれも不正解なんです。
今回は知っているようで知らない「ノベルティ」の語源と意味を知り、販促に活かせるヒントを探ってみましょう!
ノベルティの語源

日本でノベルティというと企業が宣伝目的で配布する無料の品物を指すことが多いですが、本来、Noveltyは珍しいもの」、「真新しいもの」、「関心を惹くもの」という意味の英語です。
その由来は、ラテン語で「珍しい」を意味するnovusから来ています。
英語でノベルティのような販促品を何て言うかといいますと、Giveawayだそうです。聞き慣れないですよね!
私たちが普段当たり前のように使っているノベルティは、英語圏だと意味が異なる和製英語というわけです。
顧客へ何かを配布するという販促活動が日本に浸透したのは、江戸時代中期のこと。
当時、商家が年始の挨拶などに使っていた「引き札」というチラシ広告が、次第に集めたり家の中に飾ったりして楽しむおまけとして流行しました。
今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎は、この引き札の芸術性を高めたことで知られています。
もちろん、江戸時代にノベルティという言葉は日本人には知られていません。
国内で初めてノベルティと呼ばれたのは販促品ではなく、明治中期から愛知県瀬戸市で盛んに生産された陶器製の装飾品でした。
日本製の陶磁器の人形や置物を海外へ輸出する際に、その珍しさや真新しさを表現する言葉として、ノベルティが使われたのです。
販促じゃないノベルティの例
販促品やおまけといった意味合いを持たないノベルティも、世の中に存在します。
代表的な例は以下の2つです。
セトノベルティ

先述した愛知県瀬戸市で作られる陶器の焼き物は、「セトノベルティ」と呼ばれています。
セトノベルティは、ヨーロッパ流の石膏型による製法が日本にもたらされたことから発展しました。
輸出向け商品が多く、豪華なドレスを着た女性の人形、金魚や福助といった日本らしい置物などが海外でも有名です。
「セトノベルティ」と画像検索すると、当店では扱っていないようなノベルティがヒットするので驚きました!
ノベルティアイス

「ノベルティアイス」は無料で配布するアイスクリームではなく、スーパーやコンビニが独自に開発した低価格帯のアイスクリームのことです。
珍しさや安さをアピールするためにノベルティが使われており、高級路線を狙ったプレミアムアイスと対比されます。
ノベルティの語源から得られる販促のヒント

ノベルティという言葉そのものに販促やおまけを指す意味はないのですが、その語源である「珍しさ」、「真新しさ」といった言葉は、ノベルティ制作においても参考になります。
「ノベルティは無料で貰えるプレゼント」の認識が広まっているからこそ、ありきたりなグッズでは顧客の印象に残らず、宣伝効果も半減してしまいますよね。
顧客に喜ばれるノベルティを作成するコツはいくつかあり、その中の施策の一つとして、ノベルティの本来の意味である珍しさを意識するのも販促を成功させるには有効です。
当店にも幅広い機能を搭載した多機能ボールペン、トレンドを抑えたクリア素材のポーチといったユニークで新しさを感じさせる商品が多数ありますので、ぜひノベルティ選びの参考にしてみて下さいね。
オリジナルノベルティを製作する専門店である以上、弊社もご依頼主様、エンドユーザー様に、珍しくて新しい商品を提案できるよう努めてまいります!